保険のヒミツ(基礎編)

生命保険?損害保険??わかりづらい保険の仕組みを、簡単に噛み砕いて説明します。

保険の値段は、どう決められている?

保険の原価?

 保険の原価って、いくらか考えたことがありますか?普通の商品に原価があるように、当然、保険にも原価があるはずです。保険のおばちゃんは、保険を売って生活している。保険会社だって、保険から利益を得ているはず。では、保険の原価は?ということで、まずは、保険の原価について考えてみましょう。

保険の原価を決める要素は3つ

 生命保険でも損害保険でもいいのですが、保険の原価を決めるのは、実は簡単です。保険会社が行うことは、保険の加入者からお金を集め、集めた保険料を投資運用し、万が一のときに保険加入者に保険金を支払い、新規の加入者を集める、ということです。さらに単純化すると、保険の原価は、3つの要素に絞ることができます。

 ◆1.保険金がいくら必要になるか(=予定死亡率)

 ◆2.どれくらい経費がかかるか(=予定事業費率)

 ◆3.どれくらい運用で増やせるか(=予定利率)

この3つから保険の原価は決まってしまうのです。

保険の原価を単純化して考えてみる

 あるところに同じ年齢の100人の男性がいたとしましょう。その100人全員が父親であり、一家の大黒柱として働き、家族を食べさせているとします。家族の中では、父親以外に働いている人はいません。そこで、その100人は考えました。もし自分に万一のことがおきると、家族が路頭に迷う。これではいけない。そこで、賢い一人が考えつきました。保険です。100人の仲間でお金を出し会う。そして、「2年以内に仲間の誰かが死んだときには、そのお金から遺族に保険金50万円支払う」ことにしました。非常にシンプルな保険の例ですよね。ところが、ここで問題が。保険を作ることを決めたのはいいものの、では、彼ら100人は、いくらずつ金を出し合えばいいのか?

 …このように保険を単純化して考えると、複雑な「保険」の根本的な部分がわかりやすくなると思います。それでは、次のページから、この例で、保険額を決める計算内容を見ていきましょう。